「トラム」をご愛読くださっている忍耐強い皆様、こんにちは。大変おひさしぶりの更新ですが、私はおかげさまで元気にやっております。
さて、気がつけばもう12月、師走であります。この毎度の年の瀬のあせりから解放されたくて昨年私は「12月というのは本来存在しない月で、サッカーのロスタイムのような時間なのだと考えて生きていこう」と思ったのですね。そう思うと、12月をすがすがしい気持ちで感謝して生きられるはずなのです。ところが今年の12月は、年末進行も含めて人生最大級に仕事が集中しており、これはもう、サッカーの試合が0−5で負けているところをすべてロスタイムで取り返せと言われているような事態でありまして、なでしこジャパンのように最後まであきらめない精神でがんばろうと思っているわけです。ま、とりあえず健康には気をつけて暮らしております。
今年の冬はまだ零下は体験していませんが、ベルリンは午後4時くらいでとっぷり日が暮れる冬の日々であります。そしてひたひたとクリスマスが近づいています。これを書いている今日は12月6日なのですが、今日はおりしも「ニコラウスの日」。民間伝承の聖人ニコラウスにちなんだ、ドイツのクリスマスの原型みたいな日なのですね。5日の夜にブーツを磨いておくと、6日の朝起きたときに(よい子のブーツには<)お菓子が入っているという日です。そして、スーパーで買い物をするとレジでチョコレートのおまけがもらえたりとか。いわゆるサンタクロースの姿をしたチョコレートは「ニコラウスと呼ばれていて、この時期、何かというとこのチョコレートが巷を飛び交うのですね。さらに今日は、他都市からお取り寄せしたクリスマスのお菓子詰め合わせが届いたりなどして、恵み深い1日でありました。

サンタクロースの姿をしたチョコレート「ニコラウス」
ほかにも冬の楽しみとしては、私の部屋は二重窓になっているのですが、ある程度寒くなってくるとこのように二重窓の間のスペースを冷蔵庫代わりに使用できるのです。フルーツとかヨーグルトなどを貯蔵しておきます。

冷蔵庫代わりの二重窓
そして今年、ブリケット・ストーブの使用に初チャレンジしてみました。私の家には、ガスを使ったセントラルヒーティングと、古いセラミック製のクラシックなストーブの両方がありまして、後者は薪とブリケット(練炭)を燃やして稼働させる昔ながらのシロモノなのですね。ところがこれ、使ってみるとなかなかすばらしいのです。目に見えるものを燃やして暖をとるというこの手応え。ちょっと、ギリシャ神話のプロメテウス的気分であります。しかも炭が熾って本格的に暖かくなるまでの一手間が、なんつうか妙に楽しいわけですね。バーベキュー大会とかキャンプファイヤーの楽しさに通じるものがあります。そしてブリケット・ストーブは炭の火が消えたあとの余熱も長く残り、その暖かさがまた居心地よいのです。

セラミック製のクラシックなストーブ
というわけで、ふつうに暮らしていたら冬はインドア派になりがちなわけですが、今年の私は11月末から1カ月間でドイツ国内5州10都市を回るという壮絶なアウトドア派ライフを送っております。明日(12月7日)からまた旅立ちます。とりあえずクリスマスまで雪降らないでほしいです。
あと、あんまり寒くなってもらうと困るのです、などと神様に祈りつつ。

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